2024/06/02

「中心があるか」という問い

 MMSTでは、公演のあるなしに関わらず、週に3回の定例稽古をおこなっています。

 稽古内容は創作の基盤となる身体訓練で、所謂、筋肉強化や良い声が出る、ということのためのトレーニングではなく、集団としての共通の価値、言語を持つことに主眼が置かれています。  私はMMSTに所属して以降、訓練での演出家の発言をノートに書き留めてきました。 その中で頻出する文言の一つが「中心」です。これは、体の軸はもちろん共通の価値をぶれさせない精神的な軸のことも指します。  ここ最近の稽古では、特に、俳優が自覚的に「中心」を意識できるか?を問われています。この「中心はあるのか?」という問いは、訓練上だけでなく、私自身の日々の活動や態度にも問われているものとして鋭い矢のように刺さります。私は何を価値とするのか。  ノートを書き溜めて10年。現在16冊を数えます。 見返しても驚くほどに同じことしか書いていません。 演出家は中心が決まっています。

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