「仕方がない」という言葉は、日常会話でもよく使うと思います。特に、うまくいかない時、色んな理由を並べて「仕方がなかった」と言いたくなることはないでしょうか。私自身、何度となく「仕方がない」のお世話になってきました。シンプルに失敗の原因が何かを考え、どうすればよくなるのかを考えた方が未来的で健全なはずなのですが、気を抜くと「仕方がなかった」ということにして、うまくいかない状況や自分自身を擁護したくなります。しかし、それは自分を守っているようで、むしろ守れていない状況を自ら作りだしていることになります。「諦める」「逃げる」の言い訳にしかならず、そこで好転する機会を失うことになってしまうからです。
MMSTの稽古でも「仕方がない」は成長のスピードを遅らせるという話があります。うまくいかない時ほど、「なぜか?どうするべきか?」という未来的な問いを自分に向ける癖をつけようと思います。