2024/06/30

やることを増やすという負荷

 MMSTでは、より負荷をかけ、やることを増やす方がよい、と稽古含めよく言われます。

 何かしら行動や選択をする時、じっくり考え、一度にやることは減らした方が、よりよい状況を生み出せるはず、と当たり前のように思っていた私にとっては不安しかない考え方です。    数年前、東京都心で荷物満載のバンを運転する機会がありました。ガンガンに攻め込んでくる大都市の交通状況に若干パニックになりながら必死で走行を終えた私に対し、同乗したスタッフがかけた言葉は、まさかの、「日頃の運転よりスムーズに運転していたね」。    自分の感覚としては、あちこち気にしていて、考える余裕なんてない。しかし、その方が結果うまくいくようだ、ということを体感的に感じた出来事でした。やることが増えるとその分負荷がかかり大変。しかし、その方が、なぜか適切な判断をする意識が働き、うまくいく方法を選択していたりします。そういう能力が人間には備わっているようです。

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