2024/10/13

欲望と憧れ

 こうなりたいという憧れがある場合、そこになんとしても近づきたいという欲望の有無によって、それが憧れに留まるのか、具体的な目標になるのかが変わってくると思います。憧れとは、辞書的な意味合いでは理想とする物事や人物に強く心引かれる状態を指しますが、それ自体ではイメージに過ぎません。その憧れを現時点の自分に照らし、不足している部分を補おうとする欲望の強さがどれだけ強いか、そして、それに対して現状の自分をどれほど正確につかめているかが、単純なイメージの世界から、具体的な問題へと進む鍵となっていきます。憧れを持つことは決して悪いことではないですが、ただ憧れを抱くばかりではなく、そこに到達したいとう欲望を強くする必要があるのだと思います。

ここでいう欲望を、自分のことだけを考える自己欲ではなく、自分の可能性を広げるための具体的な方法として捉えていけたらと思います。

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