「困難なことにあたっても挫けず、強い信念をもって最後まであきらめない」
私自身幼少期からことあるごとに大人たちから言われてきた言葉です。いつしか目指すべき「理想」として自分の中に定着してはいるのですが、そのような精神を保ち続けることはなかなか簡単なことではありません。最初は強く思えたとしても、うまくいかないことが出てくると、知らず知らずのうちに意思もボヤけ、あきらめの言い訳を考えてしまいます。MMSTの稽古では、「関係性」の話がよく話題にあがります。自分の中だけで、「強い信念をもとう」「諦めずにやろう」と思ってもなかなかうまくいかないので、視野を拡げて関係性の中で考えるということです。例えば、先輩後輩という関係性があります。学校でも会社でも、あるコミュニティの中で、後輩より先に諦めるようでは先輩としての説得力が保てません。後輩に対して、先輩としてどう振る舞うかという関係意識が結果として強い理想を保つことになります。精神的に余裕がある時は良いのですが、焦って来ると関係意識は切断されがちになります。そこが戦いどころだと先人たちも教えてくれてはいるのですが、私自身余裕がなくなると自分自身の意志の弱さや力量不足を悔いたりしてしまいます。MMST代表からは「自分以外の人がいるという現実との関係意識が切れている」と指摘されます。関係意識の切断を「堪える」ことが、「諦めずに進む」ことにとって重要なことなのかもしれません。そのような「踏ん張り」の積み重ねが、結果として「強い信念」に繋がるのではないでしょうか。このBLOGに書き続けている自分が書いた言葉との関係を切断せず「述べたからには実現する」という意地を貫きたいと思います。