チームで動く時、大抵リーダーになる人が出てきます。「リーダー」というと、率先して動き、チーム全体を引っ張る役割、能力をもつ人を指しますが、このリーダーができる人は限られています。学生時代から考えると、明るく、人に好かれ、誰もがムードメーカーだと思うような人がリーダーになるのだろうと私自身は思っていました。しかし、実際にリーダーになっている人の行動を見ていると、それは「役割」を引き受ける人なのだと思うようになりました。決して元々そういう能力があるからということだけでなく、チームにとってこういうことが必要だ、そのためにこういう存在の人がいる、ということを察知し、その役割を最後まで担える人が結果「リーダー」になっていると思います。自分にはリーダーの器があるかどうかを考えることは不毛であり、社会の中でも、小さな集団の中でも、その集団にとって必要な役割を引き受けられるかが必要だろうと思います。