先日、輝かしい戦績を持つ剣道強豪校が全国大会の連覇を逃し、選手たちが涙する映像を見ました。短いながらドキュメンタリー形式で構成されており、日々の過酷な練習や優勝常連校であるというプレッシャーの中で戦う部員たちの日常がまとめられていました。彼らの姿を見て「強さ」とは、当たり前の基準がどこに設定されているかということなのではないかと思いました。先輩たちが代々懸命に繋いできた実績から考えれば、彼らにとって勝つことは「当たり前」であり、その「当たり前」を維持するには日々のきつい練習にも耐える必要があります。そして、それ自体が「当たり前」であるという強固な「基準」があるように思いました。そして、日本一や世界一を目指すならば、さらにシビアな基準を持たなければならないということになります。映像の中で監督が生徒たちにかけた「基準を変えろ」という言葉を、自分の中にも持たなければと思いました。